特別企画
24年大のや 歳時記・「雪月花」第3回「端午の節会」
■端午の節句について
五月五日、端午の節句は他の節句と同じように、もともとは神を迎える祓の日であり、女性の休養日でした。
しかし、菖蒲を屋根にかけ、粽を食べ、蓬の人形をつくる中国伝来のしきたりに加えて、平安時代に近衛府で騎射(うまゆみ)を行う行事が催されるようになり、鎌倉時代になると「菖蒲」が「尚武」に通じるという縁起の為、武士の間にも盛んになって流鏑馬(やぶさめ)等が行われ、印地打ち(石合戦)や菖蒲打ちなど男子中心の勇ましい行事にとって代わるようになりました。
室町時代には兜人形が作られ、江戸時代になると男子の健康と出世を祈って鯉のぼりを立てるようになり、端午の節句は男子を中心とする祝いの日へと変わっていきました。
このようにして、桃の節句が女子の節句に対応して、五月五日菖蒲の節句は男子の節句として独立したものになったのです。

■山代温泉の菖蒲湯祭り「月遅れ(旧暦)」の端午の節句
菖蒲は尚武の精神・・・端午の節句は菖蒲の節句と言われます。
菖蒲は香が高いので、邪気を祓い疫病を除くといわれ、菖蒲葺として軒にあげ、菖蒲髪として髪にさし、菖蒲枕として枕の下に入れ、菖蒲湯として風呂の中に入れるならわしがあります。
山代温泉では、菖蒲を俵に詰めた神輿を作り、紅白の半天を着た大勢の若者が総湯の周りを勇壮に担ぎ廻り、総湯の中へ投げ込みます。
その菖蒲を持ち帰り、家庭の風呂に入れその年の災厄を祓う伝統行事です。

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